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2026/03/29Claude Code
AI活用導入・運用

Claude Code settings.json設定ガイド|3スコープと実務設定例

Claude Code settings.json設定ガイド|3スコープと実務設定例

Claude Codeのsettings.jsonの設定方法を、実務での運用経験をもとに解説します。

Claude Codeのsettings.jsonは、権限、モデル、思考モードなどの技術的な動作を制御する設定ファイルです。この記事では、3つのスコープ(User・Project・Enterprise)の使い分けから、パーミッションのワイルドカード、CLAUDE.mdとの役割分担まで、実践的な設定例を交えて解説します。

settings.jsonの3つのスコープ

settings.jsonには、適用範囲が異なる3つのスコープがあります。

settings.jsonの3スコープのマージ順 — Enterprise、Project、Userの優先順位と階層構造

1. Userスコープ(グローバル)

~/.claude/settings.jsonに配置します。全てのClaude Codeセッションに共通で適用される個人用のデフォルト設定です。自分が常に使うモデルや言語設定をここに書きます。

2. Projectスコープ(チーム共有)

.claude/settings.jsonに配置します。gitでコミットすることで、チーム全員が同じ設定で作業できます。ツールの許可設定やMCPサーバーの接続先など、プロジェクト固有の設定を書きます。

また、.claude/settings.local.jsonというファイルもあります。これはgitにコミットしない個人用のプロジェクト設定で、Projectスコープより優先されます。

3. Enterpriseスコープ(組織管理)

組織のIT管理者が展開するManaged Settingsです。サーバー配信、MDMプロファイル、レジストリポリシー、ファイルベースなどの方法で展開され、他のスコープで上書きできない最優先の設定です。セキュリティポリシーの強制適用などに使われます。

優先順位

設定の優先順位は以下の通りです。

  • Managed Settings(最高優先・上書き不可)
  • コマンドライン引数
  • .claude/settings.local.json(個人プロジェクト)
  • .claude/settings.json(チームプロジェクト)
  • ~/.claude/settings.json(グローバル・最低優先)

重要なのは、denyルールは最高の安全優先度を持つという点です。下位スコープのallowやaskルールで上書きできません。

パーミッション設定の実践

settings.jsonで最も頻繁に設定するのがパーミッション(permissions)です。どのツールを許可するかを制御します。

ワイルドカードの活用

パーミッション設定ではワイルドカード(*)が使えます。これが実務で非常に便利です。

たとえばMicroCMSのMCP操作を全て許可する場合、個別にmcp__microcms__microcms_get_listmcp__microcms__microcms_create_content_draftと書く代わりに、mcp__microcms__*と書くだけでまとめて許可できます。

同様に、Bashコマンドもワイルドカードで細かく制御できます。Bash(npm run *)と書けばnpm run系のコマンドだけを許可、Bash(git *)でgitコマンドだけを許可、といった具合です。

実務での設定例

私が実際に使っている設定では、以下のようなツールを許可しています。

  • 基本ツール:Read、Write、Edit、Glob、Grep
  • Bashコマンド:npm run、git、node、python3、curl、ls、mkdirなどを個別に許可
  • エージェントツール:WebFetch、WebSearch、Agent、Skill
  • MCPmcp__microcms__*mcp__supabase__*をワイルドカードで許可

このように、必要なツールを明示的に許可することで、毎回の許可確認ダイアログを減らし、作業のスピードが大幅に向上します。

モデルと思考の設定

model設定

modelフィールドで使用するモデルを指定できます。"opus""sonnet""haiku"などのエイリアスか、フルモデルIDも使えます。

私はプロジェクトのsettings.jsonで"model": "opus"を指定しています。複雑な業務(記事執筆、大規模実装)にはOpus、単純作業にはCodexや他のツールという使い分けをしています。

thinking設定

"thinking": trueを設定すると、Claudeの拡張思考(Extended Thinking)が有効になります。複雑なタスクでは精度が向上しますが、トークン消費も増えるため、プロジェクトの特性に応じて判断します。

私のプロジェクトではthinkingを有効にしています。記事執筆やコーディングなど、複雑な判断を伴う業務が多いためです。

その他の主要設定

language

"language": "japanese"でClaudeの応答言語を日本語に指定できます。これはグローバルsettings.jsonに設定しておくと便利です。

cleanupPeriodDays

セッションの保持期間を日数で指定します。デフォルトは30日です。長期プロジェクトで過去のセッションを参照したい場合は、より長い期間に設定するとよいでしょう。

autoUpdatesChannel

"stable"または"latest"から選べます。安定性重視ならstable、最新機能をいち早く使いたいならlatestを選びます。

CLAUDE.mdとsettings.jsonの役割分担

CLAUDE.mdとsettings.jsonは混同されやすいですが、役割は明確に異なります。

CLAUDE.mdに書くこと

  • プロジェクトの概要・コンテキスト
  • ディレクトリ構成の説明
  • ワークフローや業務手順
  • 禁止事項・ビジネスルール
  • データの所在と用途

settings.jsonに書くこと

  • ツールの許可・拒否設定
  • モデル指定
  • 拡張思考の有無
  • MCPサーバーの接続設定
  • セッションのクリーンアップ期間

一言でまとめると、CLAUDE.mdは「何をするか」の知識、settings.jsonは「どう動くか」の技術設定です。

よくある失敗は、CLAUDE.mdに「このツールを使っていい」「モデルはOpusを使え」といった技術設定を書いてしまうことです。これらはsettings.jsonに書かないと確実には反映されません。

企業導入での設定戦略

企業でClaude Codeを導入する場合、Managed Settingsを活用することでセキュリティポリシーを強制適用できます。

  • 特定のツールをdenyに設定して、社員が解除できない制限をかける
  • 使用可能なモデルを制限して、コストを管理する
  • MCPサーバーの接続先を制限して、データ漏洩を防止する

Managed Settingsはサーバー配信、MDMプロファイル、レジストリポリシー、ファイルベースの4つの方法で展開できます。さらに、drop-inディレクトリ(managed-settings.d/)を使えば、ポリシーを独立したファイルで管理できます。

まとめ

Claude Code settings.jsonの設定ポイントをまとめます。

  • 3つのスコープ(User・Project・Enterprise)を理解し、適切な場所に設定を書く
  • ワイルドカードでMCPやBashの権限を効率的に管理する
  • modelとthinkingをプロジェクトの特性に応じて設定する
  • CLAUDE.mdとの役割分担を明確にし、技術設定とプロジェクト知識を混同しない
  • 企業導入ではManaged Settingsでセキュリティポリシーを強制する

settings.jsonを正しく設定することで、毎回の許可確認ダイアログが減り、作業のスピードが大幅に向上します。CLAUDE.mdとの役割分担を意識して、それぞれの強みを活かした設定を行ってください。

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