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2026/03/29Claude Code
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Claude Code Commands使い方|日常業務を自動化する方法

Claude Code Commands使い方|日常業務を自動化する方法

Claude Codeを使い始めたものの、毎回同じ指示を手打ちしていませんか。「SEO記事を書いて」「この形式でレポートを作って」「このデータを集計して」。同じパターンの指示を繰り返しているなら、Commandsで自動化すべきタイミングです。

私はClaude Codeを業務のほぼ全範囲で使用しており、記事執筆・提案書作成・リサーチ・データ整理など、繰り返す業務はすべてCommand化しています。この記事では、Commandsの基本的な書き方から実践的な活用法まで、具体的に解説します。

Commandsとは何か

Commandsは、.claude/commands/ディレクトリにMarkdownファイルを置くことで作成できるユーザー起動型のワークフローです。/command-nameで呼び出し、Claude Codeに定型的な指示を実行させます。

重要な特徴は以下の3つです。

  • 常にユーザーが明示的に呼び出す:Claude側が自動で呼び出すことはない
  • コンテキストはメイン会話と共有:分離されない(Agentとの大きな違い)
  • /メニューに常に表示:作成すれば自動的にスラッシュメニューに追加される

Boris Cherny氏が提唱する基準は非常に明快です。「1日2回以上やることはCommand化する」。この基準を採用してから、私のCommand作成の判断が格段に速くなりました。

Command vs Skill vs Agent 比較表:配置場所・呼び出し方・コンテキスト・メニュー表示・メモリ・Skillプリロードの違い

Commandsの基本的な書き方

ファイル構成

Commandファイルは.claude/commands/ディレクトリに.md形式で配置します。ファイル名がそのままコマンド名になります。

基本的な構成は以下の通りです。

  • YAMLフロントマター:設定情報(description、modelなど)
  • 本文:Claude Codeへの指示内容

フロントマターで設定できる主要なフィールドは13個ありますが、最初はdescriptionだけで十分です。descriptionにコマンドの説明を書くと、/メニューでの表示時に内容が分かりやすくなります。

model指定でコストを最適化

フロントマターでmodelを指定すると、そのCommandの実行時に使うモデルを制御できます。例えば、オーケストレーション的な処理(Agent/Skillの呼び出し管理)はhaikuで十分です。重い処理はAgent/Skill側のモデル設定に任せ、Command自体は軽量モデルで実行するというパターンが効率的です。

引数処理($ARGUMENTS)の活用

Commandsの強力な機能の一つが$ARGUMENTSによる引数受け取りです。

例えば/generate-reportというCommandを作成し、本文に「$ARGUMENTSで指定されたトピックについてレポートを生成してください」と書いておけば、/generate-report AI市場動向と呼び出すだけでトピックに応じたレポートが生成されます。

さらに細かい引数の分割も可能です。

  • $ARGUMENTS:引数全体を取得
  • $0:最初の引数
  • $1:2番目の引数

私の業務では、SEO記事生成のCommandに「キーワード」「記事ID」「テーマ」を引数で渡しています。同じCommandを異なるキーワードで何度も再利用できるため、記事1本あたりの指示出し時間がほぼゼロになりました。

動的コンテキスト注入(!`command`)

Commandsのもう一つの強力な機能が、!`command`による動的コンテキスト注入です。これはCommand/Skillだけが持つ機能で、Agentにはありません。

バッククォートで囲んだシェルコマンドの前に!を付けると、実行時にそのコマンドの出力結果がCommandの本文に注入されます。

例えば、以下のような使い方ができます。

  • !`git diff`:現在の差分を注入してコードレビューを実行
  • !`cat package.json`:プロジェクト設定を注入して依存関係チェック
  • !`date`:現在日時を注入してタイムスタンプ付きレポート生成

静的なMarkdownファイルでありながら、実行時に動的な情報を取り込めるのがCommandsの大きな強みです。毎回変わるデータ(差分、日付、ファイルの中身など)を自動で取得し、Commandに組み込むことで、より柔軟な自動化が実現します。

知っておくべきビルトインコマンド

Claude Codeには64個のビルトインコマンドが用意されています。すべてを覚える必要はありませんが、カテゴリ別に主要なものを把握しておくと便利です。

セッション管理

  • /clear:会話をリセット
  • /compact:コンテキストを圧縮
  • /resume:過去のセッションを再開
  • /rewind:直前の操作を巻き戻し
  • /branch:会話を分岐

モデル・設定

  • /model:モデル切り替え
  • /effort:思考レベルの変更(low/medium/high)
  • /plan:計画モード(読み取り専用で調査)

プロジェクト

  • /diff:変更差分の表示
  • /pr-comments:PR コメントの確認
  • /security-review:セキュリティレビュー

コンテキスト管理

  • /context:現在のコンテキスト情報
  • /cost:トークン消費量の確認
  • /usage:使用状況

特に/costは、トークン消費を管理するうえで頻繁に使います。Max 5xプランで運用している私は、作業の区切りごとに/costで消費量をチェックするのが習慣になっています。

Commandをオーケストレーターとして使う

Commandの真価は、単独の処理実行ではなくAgent/Skillのオーケストレーターとして機能するときに発揮されます。

基本的な流れは以下の通りです。

  1. ユーザーが/command-nameでCommandを呼び出す
  2. CommandがAgent toolでデータ取得エージェントを呼び出す
  3. エージェントが分離コンテキストでデータを収集して返す
  4. CommandがSkill toolで出力生成スキルを呼び出す
  5. スキルが最終成果物を生成

このパターンの利点は、Command自体は軽量モデル(haiku等)で実行し、重い処理はAgent/Skill側のモデル設定に任せられる点です。結果として、トークン消費を最適化しながら高品質な出力が得られます。

私が実際にCommand化している業務

参考までに、私が日常的にCommand化して使っている業務を紹介します。

  • SEO記事生成→CMS投稿:キーワードと記事IDを引数で渡し、記事執筆→MicroCMS投稿まで一気通貫
  • 提案書PDF生成:クライアント情報と提案内容を引数で渡し、PDF出力
  • リサーチ→要約→レポート生成:テーマを引数で渡し、調査から成果物まで自動化
  • note記事生成:トピックを引数で渡し、記事本文と挿絵を一括生成

いずれも「1日2回以上」の基準に基づいてCommand化したものです。一度作成すれば、あとは/command-name 引数で呼び出すだけです。

まとめ

Claude Code Commandsの使い方を整理します。

  • .claude/commands/にMarkdownファイルを置くだけで作成できる
  • 「1日2回以上やることはCommand化」が判断基準
  • $ARGUMENTSで引数を渡し、同じCommandを異なる条件で再利用
  • !`command`で実行時に動的な情報を注入
  • 64個のビルトインコマンドのうち、/cost/compactは必須
  • Commandの真価はAgent/Skillのオーケストレーターとして機能するとき

まずは、毎日繰り返している業務を1つCommand化してみてください。引数と動的コンテキストを組み合わせることで、驚くほど柔軟な自動化が実現します。一度この効率を体験すると、Command化していない繰り返し業務が気になって仕方なくなるはずです。

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