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2026/03/27Claude Code
Skills活用AI活用

Claude Code Skills で業務を自動化する方法【実務者が全手順を公開】

Claude Code Skills で業務を自動化する方法【実務者が全手順を公開】

Claude Code Skills(スキルズ)は、繰り返し業務を「ワンコマンドで自動化」できる機能です。SKILL.mdファイルに日本語で作業手順を書いておくだけで、Claude Codeがその通りに自動実行してくれます。いわば、社内の定型作業をコマンド化(ボタン化)する仕組みです。

この記事では、Skills機能を毎日の業務で実際に使い倒している田嶋(株式会社Fyve代表)が、現在運用中の4つのSkillの具体例と、非エンジニアの方でもわかるSkillの作り方を解説します。

Claude Code Skills とは?「繰り返し業務のコマンド化」

Claude Code Skills を一言で表すなら、「AIが自動で読み取る作業手順書」です。

普段の業務で「毎回同じ手順でやっている作業」はありませんか? 提案資料の作成、ブログ記事の執筆、画像の生成、CMSへの投稿。これらの手順を日本語でファイルに書いておくだけで、Claude Code がその通りに自動実行してくれる。これがSkillsの仕組みです。

技術的に言えば、SkillsはSKILL.mdというファイルに指示を書いて、Claudeの「ツールキット」を拡張する機能です。従来のカスタムコマンド(.claude/commands/)とも統合されており、.claude/skills/ ディレクトリにファイルを配置して /skill名 で呼び出します。

重要なのは、プログラミングは一切不要という点です。「こういう順番で、こういう処理をしてほしい」という指示を、普段使っている日本語で書くだけ。ITに詳しくない方でも、業務の手順さえ言語化できれば、自分だけのSkillを作ることができます。

CLAUDE.md と Skills の違い

Claude Codeには「CLAUDE.md」という設定ファイルもあります。混同しやすいので違いを明確にしておきます。

  • CLAUDE.md:Claude Code起動時に常時読み込まれる指示ファイル。プロジェクト全体のルール(文体、命名規則、禁止事項など)を書く場所
  • Skills必要なときだけ呼び出す手順書。特定の作業フロー(記事生成、提案書作成など)を登録する場所

例えるなら、CLAUDE.mdは「社員ハンドブック(常に参照する基本ルール)」、Skillsは「業務マニュアル(特定の作業時に開く手順書)」です。

さらに、Claude CodeにはAuto Memoryという仕組みもあります。これはClaudeが作業中に自ら学んだ改善点を蓄積する機能で、使い込むほどSkillsの実行精度が上がっていきます。

Skillsの仕組み:3ステップで業務を自動化

Skillsの導入は驚くほどシンプルです。たった3ステップで完了します。

Skills の仕組み — 指示書を書く → 登録する → 実行する の3ステップフロー図
  1. 指示書ファイルを作成する:「何を」「どの順番で」「どう処理するか」を日本語で記述したSKILL.mdファイルを作ります
  2. .claude/skills/ に配置する:作成した指示書ファイルをプロジェクトの .claude/skills/ ディレクトリに保存します
  3. スラッシュコマンドで呼び出す:Claude Code上で /スキル名 と入力するだけで、指示書の内容が自動実行されます

例えるなら、新人スタッフに渡すマニュアルのようなものです。ただし、読み手がAIなので、24時間365日、疲れることなく、同じ品質で作業を繰り返してくれます。

ファイルの中身は、こんなイメージです。

  • 「まず、〇〇のデータを取得してください」
  • 「次に、そのデータをもとに△△の形式で文章を作成してください」
  • 「最後に、完成したファイルを□□に保存してください」

これだけです。特別な記法やプログラミング言語は必要ありません。

実際に運用している4つのSkill【すべて現役稼働中】

ここからは、田嶋が実際に日常業務で使っているSkillを4つ紹介します。すべて現役で稼働しており、毎週のように使い込んでいるものです。

実際に運用している4つのSkill — PDF提案書生成、note記事生成・投稿、SEO記事→CMS投稿、画像自動生成のカード一覧

Skill 1. PDF提案書の自動生成

概要:クライアントへのヒアリング内容をもとに、業界調査から提案資料PDFの作成までを自動で行うSkillです。

処理の流れ

  1. ヒアリングで得た情報(業種、課題、要望)を入力する
  2. Claude Code が業界の背景情報やトレンドを自動調査する
  3. 調査結果をもとに、提案内容を構成・執筆する
  4. PDF形式の提案書として自動生成・保存する

効果:従来、提案書の作成には2〜3時間かかっていました。現在は約30分で完成します。しかも、調査データに基づいた内容になるため、提案の質も安定しています。「今日の午後に急遽提案が必要」というケースでも、余裕を持って対応できるようになりました。

Skill 2. note記事の生成・自動投稿

概要:トピックと自分の体験談を入力するだけで、記事本文の執筆からサムネイル画像・挿絵の生成、noteへの投稿までを一気通貫で行うSkillです。

処理の流れ

  1. 記事のトピックと、盛り込みたい自分の体験談を入力する
  2. Claude Code が記事本文を執筆する
  3. サムネイル画像と挿絵を自動生成する(Gemini API連携)
  4. noteに記事を自動投稿する

効果:記事1本あたりの作成時間が大幅に短縮されました。特に、画像生成から投稿までの「面倒な仕上げ作業」がなくなったことで、記事の発信頻度を週1回から週3回以上に引き上げることができたのが最大の成果です。コンテンツマーケティングにおいて、発信の継続は最も重要な要素。その障壁を取り除いてくれたのがこのSkillです。

Skill 3. SEO記事作成からCMS投稿まで全自動

概要:対策キーワードと自分の体験データを入力すると、SEO記事のHTML執筆からサムネイル生成、CMS(MicroCMS)への投稿までを全自動で行うSkillです。実はこの記事自体も、このSkillを使って作成・投稿しています。

処理の流れ

  1. 対策キーワードと検索ボリューム、自分の体験データを入力する
  2. Claude Code がSEOを意識した記事構成を作成する
  3. HTML形式で記事本文を執筆する
  4. サムネイル画像・挿絵図解を自動生成する
  5. MicroCMSに下書きとして自動投稿する

効果:SEO記事は調査・構成・執筆・画像作成・CMS入稿と工程が多く、1本あたり半日がかりになることも珍しくありませんでした。このSkillにより、キーワード入力から投稿完了まで一気通貫で処理できるようになり、記事制作のハードルが劇的に下がりました。1セッションでSEO記事を14本作成したこともあります。

Skill 4. 画像の自動生成

概要:Gemini APIやブラウザの自動操作を活用して、サムネイル画像や記事内の挿絵・図解を自動生成するSkillです。

処理の流れ

  1. 画像の用途(サムネイル、挿絵、図解など)とテーマを指定する
  2. Claude Code がAPIまたはブラウザ操作で画像を生成する
  3. 指定のフォルダに保存、または直接CMSにアップロードする

効果:画像作成は「面倒だけど必要な作業」の代表格です。デザインツールを開いて、素材を探して、配置して……という一連の作業から解放されたことで、コンテンツ制作のボトルネックが完全に解消されました。この記事に掲載している図解も、すべてこのSkillで生成したものです。

Skills導入の3つの効果

4つのSkillを運用してきた結果、大きく3つの効果を実感しています。

効果1. 属人化の解消

提案書の作り方、記事の書き方など、「この人にしかできない」業務が標準化されます。Skillという形で業務手順が明文化されているため、担当者が変わっても同じ品質のアウトプットが出せます。中小企業では「担当者が辞めたらノウハウも消える」という問題がつきものですが、Skillsならナレッジがファイルとして残り続けます。

効果2. 品質の均一化

人が作業すると、体調や忙しさによって品質にばらつきが出ます。Skillを使えば、毎回同じ基準・同じ手順で処理されるため、アウトプットの品質が安定します。「今回はちょっと手を抜いた」「急いでいたから雑になった」ということがなくなります。

効果3. 時間の大幅削減

具体的な数値でいうと、提案書作成は2〜3時間から30分に短縮されました。記事制作も含めると、週あたり10時間以上の業務時間を削減できています。この浮いた時間を、クライアント対応や新規事業の検討、営業活動など、人にしかできない仕事に充てられるようになったのが最大の価値です。

自社に合ったSkillの作り方【3ステップ】

「自社でもSkillsを導入したい」と思った方に向けて、具体的な作り方をお伝えします。

ステップ1:繰り返している業務を洗い出す

まずは、日常業務の中で「毎回同じような手順でやっている作業」をリストアップしてください。報告書の作成、データの集計、メールの文面作成、画像の生成、CMSへの入稿など、定型的な業務がSkillsの対象になります。

ポイントは「手順が決まっている」ものを選ぶこと。毎回判断が異なるクリエイティブな業務よりも、「やり方は決まっているけど手間がかかる」業務がSkills化に最適です。

ステップ2:手順を日本語で書き出す

リストアップした業務の中から1つ選び、その手順を箇条書きで書き出してみてください。「まず〇〇をして、次に△△をして……」という形で、新人スタッフに説明するつもりで書くのがコツです。

具体的には、SKILL.mdファイルに以下のような内容を書きます。

  • このSkillの目的(何を実現するか)
  • 入力として必要な情報(何をユーザーに聞くか)
  • 処理の手順(ステップ1、2、3……)
  • 出力の形式(どこに、どういう形で保存するか)

ステップ3:小さく始めて改善する

最初から完璧なSkillを作ろうとしないでください。まずはシンプルな3〜5行程度の手順から始めて、実際に動かしてみて、少しずつ改善していくのが成功のコツです。

田嶋自身も、最初のSkillは3行程度の簡単な指示から始めました。「ここをもっと詳しく指示した方がいいな」「この処理も追加しよう」と、使いながら育てていくイメージです。Auto Memory機能のおかげで、Claude自身も使うたびに改善点を学習してくれるため、回を重ねるごとに精度が上がっていきます。

まとめ:Skillsは「業務ノウハウのAI化」

Claude Code Skills の本質は、属人化した業務ノウハウをAIが読める形で標準化する仕組みです。プログラミングは不要。日本語で手順を書くだけで、繰り返し業務を自動化できます。

CLAUDE.mdで常時適用するルールを設定し、Skillsで特定の業務フローを登録する。この2つを組み合わせることで、Claude Codeは単なるAIチャットツールから「自社専用の業務自動化エンジン」へと進化します。

「自社の業務に合ったSkillを作りたい」「まずはClaude Code の基本から知りたい」という方は、以下のページをご覧ください。

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